来週の株式投資戦略【2026/6/28】週次市場展望レポート

株ニュース
KabuAI 朝報 2026-06-28
🗓️ 日曜版・来週戦略レポート
2026年06月28日(日)朝 | KabuAI
🟡 中立
🟡 来週は一進一退 | 半導体株が荒い値動き、金曜は東京72,366円まで急反発もNY市場は再び急落し月曜の出だしに警戒
🏆 日経平均、水曜に69,788円まで急落した後、木曜のNY半導体株反発を受け金曜は+4.61%(+3,191円)の大幅高で72,366円まで切り返し、週間ベースでは71,250円から+1.57%高で終えた
📊 来週はFOMC・日銀会合とも開催なし。7/1(水)米6月ISM製造業PMI、7/2(木)米6月雇用統計(独立記念日振替休場のため例月の金曜から木曜発表に前倒し)に注目
⚠️ 金曜のNY市場で半導体株が再び大幅安(SOX▼5.29%)。東京市場が反発した直後にNYが崩れる入れ違いの展開のため、月曜の東京市場の出だしは上値を抑えられる可能性に警戒
ℹ️ 今週の急落の震源は火曜の韓国市場(サムスン電子・SKハイニックスが約12%急落、KOSPIでサーキットブレーカーが2度発動)。SKハイニックスがHBM4よりも汎用DRAM供給を優先するとの報道や、米商務省によるNVIDIA対中輸出規制の迂回ルート封鎖が重なり、規制・地政学リスクが急速に台頭した
① 日経225 今週の総括&来週の見立て
今週末終値(6/26)/先週末終値(6/19)比
72,366 ▲1,116円(+1.57%・週間)
週半ばに一時69,788円まで急落する場面があったが、金曜は単日+4.61%(+3,191円)の大幅反発で切り返した。値動きの荒い一週間だった
6/22(月) 71,250
71,250円
前週末から変わらず
6/23(火) 72,354
72,354円(+1.55%)
6/24(水) 69,788
69,788円(-3.55%・急落)
6/25(木) 69,175
69,175円(-0.88%)
6/26(金) 72,366
72,366円(+4.61%・急反発)
水曜の急落は火曜の韓国市場発の半導体株急落(NY市場のSOXも-7.87%)を引き継いだもの。金曜の急反発は木曜のNY市場でSOXが+3.59%反発した流れを引き継いだが、肝心の金曜のNY市場では半導体株が再度大幅安となっており、月曜の東京市場の出だしは予断を許さない
② ③ 米国主要指数(直近営業日終値)
NYダウ
51,876
-48pt(-0.09%)
ナスダック
25,298
-61pt(-0.24%)
SOX(半導体)
13,204
-740pt(-5.29%)
NYダウ・ナスダックは小幅安にとどまったが、SOX指数は金曜だけで-5.29%の大幅安。週間では月曜の14,635から金曜の13,204まで約9.8%下落しており、半導体セクターの値動きの荒さが今週の最大の特徴だった
④ ⑤ ⑥ 為替・VIX・金利
ドル円
161.68円
-0.07% 週間161.2~161.7円で安定、162円接近時の介入警戒は継続
VIX 恐怖指数
18.41
-2.54%
米10年債利回り
4.37%
→週初4.51%から低下傾向
VIXは火曜に19.49(前日比+12.79%)まで上昇する場面があったが20の警戒水準には届かず、週末にかけて落ち着きを取り戻した
⑦ 原油(WTI)・金価格
WTI原油
$70.24
-2.34%(週間では$76.5台→$70.2台へ続落)
金(スポット)
$4,650前後
直近の既知値(高値圏でもみ合い、最新値は未確認)
原油は地政学リスク後退の流れが継続し週間で約8%の下落。金は高値圏でのもみ合いが続いているとみられる
⑧ 半導体株 6月23日の急落(韓国市場発)
⚡ Micron
-10.97%
⚡ AMD
-7.51%
INTC
-7.36%
NVDA
-3.2%
TSM-ADR(推定)
-2.0%
日本の半導体株も連想売りに巻き込まれた。アドバンテスト(6857)は年初来高値33,260円から31,000円台へ反落。東京エレクトロン(8035)・レーザーテック(6920)も米半導体株安を受けて軟調な場面が目立った(個別の週間変化率は未確認)
⑨ 今週の相場材料まとめ
  • 韓国市場で半導体株が急落、KOSPIでサーキットブレーカーが2度発動:サムスン電子・SKハイニックスが約12%急落。SKハイニックスがHBM4よりも汎用DRAM供給を優先するとの報道が嫌気された
  • ⚠️ 米商務省がNVIDIA対中輸出規制の迂回ルートを封鎖:半導体の対中規制強化が世界の半導体株の売りを加速させた
  • 💻 米半導体株が荒い値動き:火曜にAMD-7.51%・INTC-7.36%・Micron-10.97%と急落する場面があったが、木曜にSOXが+3.59%反発
  • 🛢️ WTI原油が続落:地政学リスク後退の流れが続き週間で約8%下落、$70ドル台まで値を下げた
  • 📉 金曜は日本の半導体・AI関連の主役株が急落:ソフトバンクG(9984)が-12.53%、キオクシアHD(285A)が-11.24%と大幅安となった
⑩ 中国市場の動向
上海総合(6/26)
4,027
-2.26%
香港ハンセン(6/26)
22,672
-1.76%
中国本土・香港株とも金曜は利益確定売りが優勢で3日ぶりに反落。週間の変化率は未確認
⑪ 来週への影響予想
ポジティブAI企業の業績期待(経常利益倍増見込み)、原油安によるコスト減、米長期金利の低下傾向
注意材料金曜NY市場での半導体株続落、急騰後の利益確定売り、韓国発のセンチメント悪化の波及
注目セクター半導体・AI関連(値動き大)、原油安の恩恵を受ける内需セクター
⑫ 来週の値動き予想
判定🟡 中立(一進一退)
想定レンジ69,000〜73,000円
根拠金曜のNY半導体株安を月曜が引き継ぐ可能性。一部に64,000〜72,000円という弱めの見方もあったが、金曜終値72,366円はすでにその上限を超えている
⑬ 来週の決算・注目イベント
  • 主要企業の本決算発表は一巡しており、来週は比較的限定的。本格的な決算シーズンは7月中旬以降に始まる見込み
  • ⚡ 半導体・AI関連株は決算発表がなくても、米半導体規制・需給動向のニュースで値動きしやすい状況が続く
⑭ 今週の主役株 ⚡
⚡ ソフトバンクグループ
9984・東証P
-12.53%(6/26)
半導体・AI関連の急落を主導。金曜に大幅安となり来週の動向が注目される
⚡ キオクシアHD
285A・東証P
-11.24%(6/26)
NAND関連の利益確定売りが優勢。急騰後の反動が出やすい状態
アドバンテスト
6857・東証P
年初来高値から反落
33,260円の年初来高値から31,000円台へ反落。半導体製造装置の需給観測に注目
東京エレクトロン
8035・東証P
軟調
米半導体株安の連想売りで週後半に値を下げる場面が目立った
⑱ 来週のセクター戦略
半導体・AI関連
金曜のNY市場で再び大幅安となり値動きが荒い状態が続く。中長期のAI需要期待は強いが、短期的には急騰・急落を繰り返す展開を想定
内需・運輸(原油安メリット)
WTI原油が週間で約8%下落しコスト負担が軽減。空運・陸運・化学など原油安が業績にプラスのセクターに資金が向かう可能性
輸出関連(自動車・電機)
ドル円161円台後半の高値圏推移は業績支援材料だが、162円接近時の介入警戒には留意が必要
電子部品・半導体製造装置
村田製作所・TDK・太陽誘電・ディスコ等は米半導体株安の連想売りに弱い地合いが続く可能性
⑰ 来週の重要経済イベントカレンダー
6/29(月)
大型指標なし
金曜のNY半導体株安を東京市場がどう引き継ぐかに注目
通常
6/30(火)
月末・第2四半期末のリバランス
四半期末特有の需給要因に注意
通常
7/1(水)23:00頃
米6月 ISM製造業PMI
前回5月は54.0。景気モメンタムを確認する材料
重要
7/2(木)21:30
米6月雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率)
独立記念日の振替休場により例月の金曜から木曜発表に前倒し。FRBの利下げ判断に直結する最重要指標
最重要
7/3(金)
米国市場休場(独立記念日の振替休日)
7/4(土)が独立記念日のため前日金曜が休場。薄商いに留意
休場
7月後半(来月)
次回FOMC(7/28-29)・次回日銀金融政策決定会合(7/30-31)・決算本格化
来週の範囲外だが、日米の金融政策イベントと決算シーズンの開始に注視
先行
⑲ 今週の主な値動き(業種別データ未取得のため個別銘柄で代替)
下落が目立った銘柄(6/26)
太陽誘電・村田製作所・TDK軟調
ディスコ・レーザーテック軟調
フジクラ軟調
上昇が目立った銘柄(6/26)
花王堅調
ルネサス・オリンパス堅調
トヨタ・三井物産堅調
業種別の正確な騰落率データは確認できなかったため、個別銘柄の動きで代替して記載。半導体・電子部品関連が軟調、内需・資源関連の一部が堅調という構図だった
📋 今週のまとめ・来週への注目ポイント
1. 日経平均は火曜の韓国市場発の半導体急落を受け水曜に69,788円まで急落したが、木曜のNY半導体株反発を引き継いで金曜は+4.61%(+3,191円)の大幅高で72,366円まで切り返し、週間では71,250円から+1.57%高で終えた。
2. 震源は韓国市場(サムスン電子・SKハイニックスが約12%急落、KOSPIでサーキットブレーカーが2度発動)と米商務省によるNVIDIA対中輸出規制の迂回ルート封鎖。米半導体株もAMD-7.51%・INTC-7.36%・Micron-10.97%と荒い値動きとなった。
3. ただし金曜のNY市場でSOX指数が再び-5.29%安となっており、東京市場が反発した直後にNYが崩れる入れ違いの展開のため、月曜の東京市場の出だしには警戒が必要。
4. 為替は161円台で安定、米10年債利回りは週初4.51%から4.37%へ低下。WTI原油は地政学リスク後退で週間約8%下落し$70.24まで値を下げた。中国本土・香港株も金曜は利益確定売りで反落した。
5. 来週はFOMC・日銀会合とも開催がなく、7/1(水)米ISM製造業PMI・7/2(木)米6月雇用統計(独立記念日振替休場のため木曜発表)が最大の注目点。AI関連の業績期待と急騰後の利益確定売りの綱引きが続く一進一退の展開を想定する。

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