今週の株式市場まとめ&来週の見通し【2026/6/6】週次投資レポート

株ニュース
KabuAI 朝報 2026-06-06
📊 週末総括&来週展望レポート
2026年06月06日(土)| KabuAI | 第23週 週次まとめ
🟡 やや弱気
🟡 週間総合判定:やや弱気〜中立 | AVGO失望売りが半導体全面安を招き、来週はFOMC(6/16-17)前の様子見モード
💹 米5月雇用統計が予想の約2倍(+17.2万人、予想+8.5万人)の強い結果。失業率4.3%と安定し、経済の底堅さを再確認
📅 来週 6/10(水)21:30 米5月CPI発表 | 雇用統計の次はインフレ指標が焦点。FOMC(6/16-17)前の最重要イベント
⚠️ Broadcom(AVGO)Q3 AIチップ売上高ガイダンスが市場予想($17.2B)を大幅下回る$16Bで、木曜日に-12.6%急落。半導体全面安が継続。ドル円160円台で財務省が口先介入警告を発出
🔥 FOMC 6/16(月)〜6/17(火)🔥
ウォーシュ新FRB議長就任後の初回FOMC。強い雇用統計を受けて利下げ期待は後退。インフレ目標達成まで高金利維持が示唆される見通し。市場のボラティリティ上昇に注意。
① 週間 日経225チェック(6/1〜6/5)
週間騰落 / 金曜日終値
66,588 週間+258円(+0.39%)
月曜に史上最高値66,934円を更新するも、木〜金のAVGO失望売りで急反落。5/29比+258円の微増で週を終えた。
6/1(月)66,934
+604円 +0.91% ★最高値
6/2(火)66,734
-200円 -0.30%
6/3(水)67,085
+351円 +0.52%
6/4(木)67,470
+385円 +0.57%
⚡6/5(金)66,588
-882円 -1.31% ▼AVGO Shock
※6/3・6/4は推定値。日経平均には東エレク・アドバンテストで約762円の下押し圧力あり。
② ③ 米国主要指数(6/5 終値)
NYダウ
54,461
-118pt(-0.22%)
4日続落 ※半導体引きずる
ナスダック総合
26,656
+312pt(+1.19%)
雇用統計後に上昇
S&P 500
5,945
+0.3%(推定)
ナスダックに牽引
SOX(半導体)
11,920
-2.2%(推定)
最高値13,115比 -9.1%
VIX 恐怖指数
16.7
-0.5%(推定)
警戒水準以下で安定
米10年債利回り
4.54%
+6bp(雇用統計後急騰)
↑上昇トレンド継続
ナスダックは雇用統計の強い数字でリスクオン。一方SOXはBroadcom(AVGO)Q3ガイダンス失望が尾を引き、5/29の史上最高値から約9%下落した水準。
④ ⑤ ⑥ 為替・VIX・金利(6/5 終値)
ドル円 USD/JPY
160.00円
節目の160円台乗せ
財務省が口先介入継続
VIX 恐怖指数
16.7
警戒水準(20)以下
米10年債利回り
4.54%
+6bp 上昇
強雇用→FRB利下げ後退
ドル円は米雇用統計の強い数字でドル買い、160.00円を突破。片山財務大臣が「必要に応じて介入する準備が整っている」と発言し、投機的な円売りを牽制。米10年債利回りは+6bp上昇し4.54%、FRBの利下げ観測が後退した。
⑦ 原油(WTI)・金価格(週末終値)
WTI原油
$62.80
▼1.69%(週間)
金(スポット)
$2,985
+0.4%(推定)
原油はイスラエル・レバノン停戦合意を受けて地政学リスクプレミアムが後退、週間-1.69%の下落。米国・イラン暫定合意期待も重なり売られた。金はドル高にも関わらず底堅く推移。
⑧ 半導体関連株 前日比(6/5終値) ― AVGOショック全面安
⚡アドバンテスト 6857
-4.5%(推定)
⚡AVGO Broadcom
-3.5%(2日続落)
⚡東エレク 8035
-3.5%(推定)
レーザーテック 6920
-3.0%(推定)
AMD
-2.0%
INTC Intel
-1.5%
NVDA Nvidia
-0.8%(比較的堅調)
NVIDIAはAVGOショックでも比較的底堅い。アドバンテスト・東エレクは日経平均に合計約762円の下押し圧力をかけた。推定値を含む。
⑨ 今週の相場材料まとめ
  • 🔴 BroadcomのQ3 AI売上高ガイダンス失望:6/4(水)引け後に発表。AI売上高$16B(予想$17.2B)と大幅に下回り、AVGO株は木曜日-12.6%急落。半導体全体を巻き込む売りとなり、日本株の半導体セクターにも波及。2日連続で広範な半導体売りが続いた。
  • 💹 米5月雇用統計が予想を大幅上回る:+17.2万人(予想+8.5万人)、失業率4.3%(前月比横ばい)。飲食・レジャー+7万人、医療+3.5万人が牽引。予想の約2倍の強さに米10年債利回りが4.54%へ上昇し、FRBの利下げ期待が一段と後退。
  • 💴 ドル円が160円台突破、財務省が口先介入:雇用統計後にドル円は160.02円まで上昇。片山財務大臣が「投機的な動きには適切に対処する」と口頭で牽制。実弾介入への警戒感が高まっている。
  • 📈 日経平均が週初に史上最高値66,934円を更新:6/1(月)に66,934.33円と過去最高値を更新。海外投資家が8週連続買い越し(年累計+11.7兆円)。しかし週後半にAVGOショックで一気に反落。
  • 🏦 米FOMC(6/16-17)に向けた警戒強まる:ウォーシュ新FRB議長就任後の初回FOMC。強雇用+高インフレ持続で「利上げ」観測まで浮上。来週のCPIデータ(6/10)がFOMCスタンスの鍵を握る。
⑩ 中国市場の動向(6/5 終値)
上海総合指数
4,027.74
▼30.05(-0.74%)
4/15以来約2カ月ぶり安値
香港ハンセン指数
24,961.95
▼291.45(-1.15%)
3日続落・2カ月ぶり安値
米国の半導体株急落が波及し、香港・上海ともに売りが優勢。中国テクノロジー株が大きく売られ、ハンセン指数は3日続落で約2ヶ月ぶりの安値水準。中国本土の経済指標への感応度は引き続き低い。
⑪ 来週(6/8〜)日本株展望
ポジティブ米経済底堅い・ナスダック堅調
ポジティブ円安160円台→輸出株恩恵
ネガティブ半導体セクター弱含み継続
ネガティブFOMC前・CPI前の様子見
注目セクター内需・金融 / 医療
⑫ 月曜(6/8)寄り付き予想
判定🟡 中立〜やや弱気
想定レンジ66,200〜66,800円
根拠①米Nasdaq+1.19%で下値限定
根拠②SOX-2.2%で半導体重い
根拠③FOMC・CPI前の慎重地合い
⑬ 来週の主要決算・注目イベント(6/8〜6/12)
  • 📊 6/9(火):Oracle(ORCL)第4四半期決算:AI・クラウドインフラ需要の強さを確認できるか。AVGOショック後の半導体関連に影響。
  • 🏭 6/10(水):米5月CPI発表(21:30 JST):前月比+0.2%(予想)。雇用統計が強かった後のインフレデータ。予想上振れならFOMC利上げ観測が台頭し、市場急変の可能性あり。
  • 📋 6/11(木):米5月PPI・新規失業保険申請件数:CPIに続く物価指標として注目。
  • 📉 6/12(金):ミシガン大学消費者信頼感指数(速報):インフレ期待を含む。
  • 🇯🇵 6/8(月):日本4月機械受注:設備投資の先行指標。内需の底堅さを確認。
⑭ 先週の出来高急増・注目銘柄 ⚡
⚡ 東京エレクトロン
8035 / 電気機器
推定 -3.5%
日経平均に約400円の下押し
AVGOショックで半導体装置に大量売り。月曜の自律反発に期待も、来週も軟調継続か
⚡ アドバンテスト
6857 / 電気機器
推定 -4.5%
日経平均に約360円の下押し
半導体テスタ需要に対する慎重な見方が浮上。信用買い残多く、踏み上げに注意
⚡ レーザーテック
6920 / 電気機器
推定 -3.0%
週間での下落幅が大きい
EUV関連で売り集中。テクニカル的な反発ポイントを探る展開
内需・金融セクター
銀行 / 保険 / 小売
相対的に堅調
半導体安の代替買い
円安160円・金利上昇で銀行・保険に資金流入。内需小売も雇用安定で買いが継続
⑰ 来週の重要経済イベントカレンダー(6/8〜6/14)
6/10(水)
21:30
🇺🇸 米 5月 消費者物価指数(CPI)
予想:前月比+0.2%、前年比+2.7%。強雇用の次はインフレが焦点。上振れなら金利急騰・株急落リスク。FOMC(6/16-17)前の最重要指標。
最重要
6/11(木)
21:30
🇺🇸 米 5月 生産者物価指数(PPI)
CPIに続く物価指標。前月比+0.2%予想。CPIと合わせてFOMCの判断材料に。
重要
6/11(木)
21:30
🇺🇸 新規失業保険申請件数
前週比の変化に注目。雇用統計好結果後の追確認。
重要
6/9(火)
引け後
🇺🇸 Oracle(ORCL)Q4決算発表
AIクラウドインフラ需要を確認。半導体セクターの方向性に影響。
注目
6/8(月)
8:50
🇯🇵 日本 4月 機械受注
設備投資の先行指標。前月比±変化に注目。
通常
6/12(金)
23:00
🇺🇸 ミシガン大学消費者信頼感(速報値)
インフレ期待(1年・5年)にも注目。
通常
🔥 6/16(月)〜6/17(火)FOMC | ウォーシュ新議長の初回政策決定。利上げ/据え置き/タカ派発言に注意
📅 6/24(水)日本 5月 CPI | 日銀の次回会合に向けたインフレ動向確認
⑲ 先週の業種別騰落率(週間、推定)
🏥 ヘルスケア
+2.1%
🚌 陸運
+1.8%
🍱 食料品
+1.5%
⚡ 電気機器
-4.2% ▼AVGOショック
💻 情報・通信
-3.1%
🔬 精密機器
-2.8%
週間業種別は推定値。電気機器はAVGO ショックによる週後半の大量売りが週間パフォーマンスを大きく押し下げた。ヘルスケア・陸運は米雇用統計の好結果と内需安定を材料に買われた。
📋 今週のまとめ・来週の注目ポイント(5点)
1. 今週の日経平均は6/1(月)に史上最高値66,934円を更新する幕開けとなったが、週後半にBroadcom(AVGO)のQ3 AIガイダンス失望から半導体全面安が波及し、6/5(金)に-882円(-1.31%)の大幅下落で66,588円と引けた。週間では+258円(+0.39%)の小幅プラスに終わった。
2. BroadcomのQ3 AI売上高ガイダンス$16Bが市場予想$17.2Bを下回ったことで、AI半導体需要の「期待剥落」への不安が台頭。東エレク・アドバンテストが日経平均に合計約762円の下押し圧力をかけ、SOX指数は5/29の最高値比約9%下落した水準で推移している。
3. 米5月雇用統計は+17.2万人と予想の2倍超の強さで、FRBの利下げ観測が一段と後退し米10年債利回りは4.54%に上昇。ドル円は160円台を突破して財務省が口先介入を行ったが、強いドル需要の前には効果が限定的で、輸出株への円安メリットと実弾介入リスクが交錯する展開が続く。
4. 来週の最大の注目点は6/10(水)21:30の米5月CPI。インフレが再加速すれば6/16-17のFOMC(ウォーシュ新議長初回)でタカ派サプライズが発生しかねず、市場のボラティリティが急拡大するリスクに備えたい。VIXは16.7と平静を保っているが、CPI発表前後は証拠金管理に注意が必要。
5. 来週の日本株は「半導体弱含み継続」vs「円安160円台による輸出株・金融株の底上げ」という構図。AVGOショックから自律反発するか試される半導体セクターと、相対的に堅調な内需・医療・金融セクターを選別する戦略が有効。月曜の寄り付きは66,200〜66,800円レンジ、中立〜やや弱気の見立て。

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