日経平均・NYダウ 今日の見通し【2026/6/10】株式マーケット朝報

株ニュース
KabuAI 朝報 2026-06-10
🌅 朝の総合マーケットブリーフィング
2026年6月10日(水)朝 | KabuAI
🟡 やや弱気
🟡 本日の総合判定:やや弱気 | AVGO下方修正で半導体株2日続落・CME先物▼600円軟調スタート
🟢 上海総合 +1.28%と反発。中国株の底堅さが日本株の過度な下落を抑制する可能性あり
📊 本日21:30 米5月CPI発表(前年比予想+2.6%)— FRBの年内利下げ判断に直結する今週最大の関門
⚠️ ブロードコム(AVGO)がAI収益ガイダンスを約1.3兆円規模で下方修正。NVDA▼3.9%・ナスダック▼3.1%と半導体株2日続落
① 日経225先物チェック
CME夜間先物(6/10 早朝)
64,800 ▼600円(-0.92%)
前日大引け(6/9)65,400円 / 米半導体株安を受け夜間は軟調推移。8:45寄りは64,600〜65,000円の想定レンジ
6/5終値 62,450
62,450円(調整局面・SOX急落日)
6/9終値 65,400
65,400円(前日大引け・3日反発)
CME先物 64,800
64,800円(▼600円 早朝・米半導体安反映)
② ③ 米国主要指数(6/9 終値)
NYダウ
44,285
▼221pt(-0.50%)
ナスダック
19,383
▼617pt(-3.09%)
SOX(半導体)
12,454
▼371pt(-2.89%)
ダウは▼0.5%と底堅いもナスダック・SOXが急落。S&P500は▼1.0%(5,718pt)。AVGO下方修正がAI・半導体銘柄全般に集中売りを招いた形
④ ⑤ ⑥ 為替・VIX・金利
ドル円 USD/JPY
160.25円
160円台 介入ライン注視
+0.15円(+0.09%)
VIX 恐怖指数
15.32
▼0.42(-2.67%)
米10年債利回り
4.54%
→ 横ばい
±0.02%
VIXは15台と低水準を維持。今回の下落はパニック的リスクオフではなく半導体セクター固有の業績調整。ドル円は160円台で政府・日銀の介入警戒ライン付近
⑦ 原油(WTI)・金価格
WTI原油
$86.30
▲+0.58%
金(スポット)
$3,284
▲+0.24%
WTI原油は中東供給懸念と米景気底堅さで小幅高。金は安全資産需要が下支えとなり高値圏を維持。本日のCPI次第で動意が増す可能性あり
⑧ 半導体関連株 前日比(6/9)— 最大絶対値 東エレク▼4.1%を100%として計算
⚡ 東エレク(8035)
▼4.1%(AVGOショック波及・最大下落)
⚡ NVDA
▼3.9%(AI GPU筆頭株・2日続落)
⚡ レーザーテック(6920)
▼3.5%
⚡ アドバンテスト(6857)
▼3.2%
AMD
▼2.5%
TSMC-ADR
▼2.0%
INTC
▼1.8%
⑨ 相場材料まとめ
  • ブロードコム(AVGO)がAI向け収益ガイダンスを約1.3兆円規模で下方修正:「AI需要の踊り場」懸念が再燃。NVDA・AMD・MU・INTCへの連鎖売りを誘発し、ナスダックが今月だけで累計▼7%超の急落
  • 📉 NVIDIAがCPU市場に本格参入と報道、AMD・INTELに長期的脅威:短期的にはAMD・INTC株の売り材料。AI周辺のコンピューティング覇権争いが激化
  • 📊 本日21:30 米5月CPI発表が今週最大の注目イベント:前年比予想+2.6%・コアCPI+2.8%。予想超過なら利下げ観測後退→ドル高・株安リスク。下振れなら安堵感から株反発
  • 🟢 上海総合が+1.28%と反発:中国当局の景気支援期待と内需関連への資金流入が継続。香港ハンセンは小幅安▼0.37%も底堅い。アジア株は米半導体安の波及を限定
  • 🏦 ドル円が160円台を維持、日銀会合(6/17〜18)が迫る:政府・日銀の為替介入ラインと見られる160円台後半への接近に要注意。来週の日銀決定会合で政策変更の有無が焦点
⑩ 中国市場の動向(6/9 引け)
上海総合
4,010.03
▲50.52pt(+1.28%)
香港ハンセン
24,565.90
▼91.16pt(-0.37%)
上海は政府の景気刺激策への期待から反発し4,000pt台を回復。ハンセンは米金利高・地政学懸念で小幅続落も下値は限定的。中国は内需・素材主導で米半導体安の影響を相対的に受けにくい
⑪ 日本株への影響予想
ポジティブ材料上海+1.28%、VIX低水準15.3台
ネガティブ材料ナスダック▼3.1%・半導体株総崩れ
注目セクター医薬品・銀行・内需ディフェンシブ
下げ主役東エレク・レーザテク・アドバンテスト
⑫ 先物寄り付き予想(8:45向け)
判定🟡 やや弱気(売り先行)
想定レンジ64,600〜65,000円
根拠CME先物▼600円・半導体安波及
後場の注意21:30 CPI発表次第で動意
⑬ 本日の決算・注目イベント
  • 📅 国内主要企業の決算発表なし(6月は4〜5月本決算シーズン終了後の閑散期。次の決算ラッシュは7〜8月)
  • 米国企業:Oracle(ORCL)・Adobe(ADBE) など大型テク企業が今週〜来週に発表予定。AIガイダンスへの市場感応度が特に高い
  • 📊 本日の最重要イベントは21:30の米5月CPI。コンセンサス前年比+2.6%に対し上ブレ・下ブレともに大きな価格変動の可能性あり
⑭ 前日(6/9)の出来高急増・注目銘柄 ⚡
⚡ 日経ダブルインバース
1360(ETF)
急騰
日経急落局面で出来高急増
下げ相場ETFに逃避資金が集中。信用踏み上げに注意。逆張り戦略には慎重に
⚡ OTS(大成温調)
4564
出来高前日比+200%超
急増ランク上位
防衛・インフラ関連テーマで物色。半導体安の受け皿候補として注目。急騰翌日の利確に注意
ランド
8918
出来高ランク上位
出来高急増
低位株・不動産テーマ。信用倍率と出来高の継続性を確認してからトレード
医薬品・内需ディフェンシブ
セクター全般
+0.8%(前日)
資金シフト先として注目
半導体安の受け皿として医薬・食品・銀行への物色転換が継続。本日も要注目セクター
⑰ 今週〜今月の重要経済イベント
6/10(水)今日
21:30 JST
🇺🇸 米5月CPI(消費者物価指数)
予想:前年比+2.6%・コアCPI+2.8% / FRBの年内利下げ判断を左右する最重要指標。本日夜間相場に直撃
最重要
6/11(木)
21:30 JST
🇺🇸 新規失業保険申請件数 & 米5月PPI
雇用・物価の2指標を翌日チェック。CPI翌日の市場の反応継続を確認
重要
6/12(金)
23:00 JST
🇺🇸 ミシガン大消費者信頼感(速報値)
インフレ期待値の変化に注目。週間サマリーの最終ピース
通常
6/17〜18
来週
🏦 日銀金融政策決定会合
追加利上げ観測を再検討。ドル円160円台の進行が政策変更への圧力を高める局面。黒田路線後の植田総裁の判断が焦点
最重要
6/28〜29
月末
🏦 FOMC(米連邦公開市場委員会)
年内2回目の利下げ有無を判断。本日のCPI数値がタカ派/ハト派シナリオを大きく左右する
最重要
⑱ 機関投資家・外国人の売買動向
外国人投資家直近5週連続買い越し(累計+1.2兆円)
個人投資家高値圏での利確売り継続、信用残高は拡大
機関投資家半導体株を一部利確。内需・金融株へリバランス観測
本日の注意点半導体下落局面で外国人の売り越し転換に警戒
⑲ 前日(6/9)業種別騰落率 — 最大絶対値 電気機器▼3.5%を100%として計算
💊 医薬品
+0.8%
🏦 銀行
+0.5%
🏭 鉄鋼
+0.3%
⚙️ 電気機器
▼3.5%(東エレク・アドバンテスト主導)
🔭 精密機器
▼2.8%(レーザーテック他)
💻 情報・通信
▼1.5%
📋 今日のまとめ・注目ポイント
1. ブロードコム(AVGO)のAI収益ガイダンス大幅下方修正によりナスダックが▼3.1%と急落し半導体株が2日続落、本日の東京市場はCME先物▼600円を受けて電気機器・精密機器セクター主導で64,600〜65,000円のレンジで売り先行スタートが予想される。
2. ただしVIXは15.32と低水準を維持しており今回の下落はパニック的なリスクオフではなく半導体セクター固有の業績調整局面であることを示し、上海総合+1.28%の底堅さも日本株の過度な下落を抑制する可能性がある。
3. 半導体株安の受け皿として医薬品・銀行・食品など内需ディフェンシブセクターへの資金シフトが継続しており、本日も半導体株から距離を置いたセクターへの物色が有効な戦略となる可能性がある。
4. 本日最大の注目は21:30発表の米5月CPI(予想前年比+2.6%)で、数字次第ではFOMC(6/28〜29)の利下げ判断に大きな影響を与え、後場終了後の夜間先物から翌朝の相場を大きく動かす主要材料となる。
5. ドル円160円台前半での推移が続く中、来週6/17〜18の日銀金融政策決定会合に向けた追加利上げ観測が高まっており、160円台後半への円安進行局面では急激な巻き戻しリスクを常に意識した投資判断が求められる。

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