来週の株式投資戦略【2026/8/23】週次市場展望レポート

株ニュース
KabuAI 朝報 2026-08-23
🗓️ 日曜版・来週戦略レポート
2026年8月23日(日)| KabuAI 週末総括&来週展望
🟡 やや弱気〜中立
🟡 今週総括&来週判定:やや弱気〜中立 | 中東リスク+原油高が重し、来週は日本CPI・米PCEに注目
🏆 NYダウ金曜日に517ドル高(+0.98%)で週末反発! 見直し買いで下落一服。香港ハンセンは約2ヶ月ぶり高値を更新(5日続伸)。
📊 来週の重大イベント:8/26(水)日本CPI(7月分)・8/29(金)米PCE価格指数(7月分)発表。FRBの利下げ判断と日銀追加利上げ観測の両方を左右する超重要週。
⚠️ 中東情勢悪化:米・イラン停戦交渉が膠着。原油(WTI)は$86超に上昇しインフレ再燃リスク。先物の夜間清算値は▼80円と軟調スタートを示唆。
① 日経225先物チェック(週末時点)
8/22(土)夜間終値 / 来週の基準値
66,010円 ▼80円(-0.12%)
前日清算値比80円安。夜間取引は軟調推移。来週月曜日は66,000円前後でのスタートが想定される。
8/19(水)推定
≈66,500円(週前半)
8/20(木)推定
≈66,200円(Dow▼1.32%受け)
8/22夜間先物
66,010円(来週基準値)
② ③ 米国主要指数(8/21 NY終値)
NYダウ
53,277
+517.80pt(+0.98%)
見直し買いで週末反発
NASDAQ 100
29,213
▼212.86pt(-0.72%)
地政学リスク・原油高が重し
SOX(半導体)
14,342
+0.53%(8/20終値)
前日比小幅高、8/21は未確定
ダウは反発したが、NASDAQは中東情勢の悪化と原油高によるインフレ再燃懸念でテック株が売られ2日続落。ダウとNASDAQの乖離が拡大する「ディフェンシブシフト」の展開。
④ ⑤ ⑥ 為替・VIX・金利(8/21時点)
ドル円
159.0円
円安継続
米10年債利回り上昇に伴い買い戻し活発。160円ライン接近で介入警戒感。
VIX 恐怖指数
≈17.5
8/20は+7.52%上昇
8/20に大幅上昇し警戒感。20未満で安全圏内だが地政学リスクで上昇傾向。
米10年債利回り
≈4.75%
↑ 上昇トレンド
原油高・インフレ懸念で金利上昇圧力。株式のバリュエーション圧迫。
⑦ 原油(WTI)・金価格(8/21終値)
🛢️ WTI原油
$86.21
+2.16%(中東リスクで急騰)
💰 金(スポット推定)
≈$3,300
上昇トレンド継続(リスクオフ)
米・イラン停戦交渉の膠着を受け原油が急騰。中東情勢悪化はエネルギー価格の上昇を通じてインフレ再燃リスクとなり、FRBの利下げ観測を後退させる可能性。金は地政学リスクの高まりを受け安全資産として上昇継続。
⑧ 半導体関連株 前日比(8/21推定値)
NVDA(米)
▼1.5%(地政学リスク重し)
AMD(米)
▼1.0%
INTC(米)
▼0.5%
東エレク(8035)
+0.5%
アドバンテスト(6857)
+0.3%
レーザーテック(6920)
▼0.5%
※8/21の個別株データは推定値。SOXは8/20終値で+0.53%。NASDAQが-0.72%と軟調だったことを受け、米国半導体株は概ね小幅軟調。日本半導体株は円安(159円)が下支え。
⑨ 今週の相場材料まとめ
  • ⚠️ 米・イラン停戦交渉が膠着:中東情勢悪化が継続。WTI原油は$86超に急騰し、エネルギーコスト上昇・インフレ再燃懸念が株式市場の重しに。エネルギー株はポジティブだが、輸送・航空・テック株にはネガティブ。
  • 📊 OpenAI赤字拡大報道でSoftBankG急落:OpenAIへ巨額出資するSoftBankGの株価が下落。AI関連株の過熱感に水を差す格好となり、今週の日経平均を押し下げた。
  • 💹 NYダウ金曜日に517ドル高で反発:週前半の下落に対して見直し買いが入り、ダウは週末に+0.98%で反発。ただしNASDAQは-0.72%と冴えず、指数による選別が続く。
  • 🌏 中国株は底堅い展開:上海総合は+0.04%と小幅高、香港ハンセンは5日続伸で約2ヶ月ぶりの高値回復。資源株・電子デバイス株がけん引。中国政策期待が下支え。
  • 📈 円安継続・介入ライン接近:ドル円は159円付近で推移。米10年債利回りの上昇に伴い円安が進行。160円ラインが介入警戒ゾーン。輸出株にプラスだが輸入コスト上昇も。
⑩ 中国市場の動向(8/21終値)
上海総合
3,905
+0.04%
資源・電子デバイス株が支える
香港ハンセン
5日続伸
約2ヶ月ぶり高値
政策期待・資源株高が背景
中国市場は金や原油高を背景とした資源株の上昇に支えられ底堅い展開。香港ハンセンは5日続伸と強い値動き。日本株への間接的な波及(資源・素材セクター)に注目。
⑪ 来週の日本株影響予想
ポジティブ材料円安(159円)・資源株高・中国株底堅い
ネガティブ材料中東リスク・原油高・米金利上昇・NASDAQ軟調
注目セクター(上)エネルギー・資源・金関連
注目セクター(下)航空・輸送・AI関連(SBG)
重要指標日本CPI(8/26)・米PCE(8/29)
⑫ 月曜日寄り付き予想
判定🟡 中立〜やや軟調
想定レンジ65,800〜66,300円
根拠①夜間先物▼80円(66,010円)
根拠②NASDAQ▼0.72%・中東リスク継続
注目ポイント円安継続なら輸出株が下支え
⑰ 来週(8/24〜8/29)重要経済イベントカレンダー
8/24(月)
米8月製造業PMI(速報)・サービス業PMI(速報)
景況感指数。予想を下回れば景気後退懸念、上回れば金利上昇懸念。
通常
8/25(火)
米7月新築住宅販売件数・消費者信頼感指数
景気の先行指標。金利上昇の住宅市場への影響を確認。
重要
8/26(水)
🇯🇵 日本 消費者物価指数(CPI)7月分
インフレ加速→日銀追加利上げ観測再燃→円高・株安リスク。コアCPIに注目。
最重要
8/27(木)
米 新規失業保険申請件数 / 米7月耐久財受注
雇用の先行指標。件数が増加すれば利下げ観測復活。
重要
8/29(金)
🇺🇸 米 PCE価格指数(7月分)・個人所得・個人消費
FRBが最重視するインフレ指標。利下げ時期を左右する最重要発表。コアPCEが前月比+0.2%超なら年内利下げ観測が後退し株安・ドル高リスク。
最重要
📌 来週のセクター別戦略(8/24〜8/29)
🟢 注目・買い検討
🛢️ エネルギー・資源:WTI$86超。INPEX・石油資源開発など原油高の直接受益。
💰 金・貴金属関連:地政学リスクと安全資産需要で金価格上昇継続の可能性。
🏦 銀行・金融:金利上昇で利ざや拡大期待。長期金利の上昇がプラス。
🚗 輸出株(円安恩恵):159円の円安継続なら自動車・機械メーカーに追い風。
🔴 注意・慎重
✈️ 航空・運輸:原油高でジェット燃料コスト上昇。ANAHDなど要警戒。
💻 AI・テック(SBG関連):OpenAI赤字懸念でSBG株が引き続き下圧力。AI投資回収期待の剥落リスク。
🏠 不動産・REIT:日本CPI次第で日銀利上げ観測が再燃すれば金利感応度の高い不動産・REITは売り圧力。
📱 成長株全般:金利上昇局面では高バリュエーション成長株に逆風。
🟡 様子見・中立
💊 医薬品・ヘルスケア:ディフェンシブとして底堅いが、大きな上昇も期待しにくい。
🍱 食品・生活必需品:原料コスト上昇の影響を価格転嫁できるか注目。
⚙️ 半導体装置:SOXは底堅いが米NASDAQ軟調が重し。決算シーズン後の落ち着きを待って再評価。
📡 通信:安定収益だが日銀利上げなら金利負担増大のリスクあり。
⑲ 今週の業種別騰落(推定・週次)
🛢️ 資源・エネルギー
+3.2%(原油高で急騰)
🏦 銀行・金融
+1.5%(金利上昇恩恵)
⚙️ 電気機器
+0.8%
🏠 不動産・REIT
▼1.8%(金利上昇)
✈️ 空運
▼1.5%(燃料費高)
💻 情報・通信
▼1.2%(SBG下落)
※週次騰落は推定値。エネルギーが突出した上昇。金融も金利上昇で堅調。不動産・航空・AI関連は下落。
⑱ 機関投資家・外国人の売買動向
今週は中東情勢悪化と原油高を受け、外国人投資家がテック・成長株を売り越す一方、エネルギー・資源株を買い越す「ローテーション」の動き。国内機関投資家は日本CPI・米PCEを前に様子見姿勢が強まっており、来週の経済指標次第で方向性が定まる見込み。信用倍率は全体的に改善傾向だが、SBG・AI関連は急落後の信用残整理が続く。
📋 日曜版まとめ・来週の5大注目ポイント
1. 来週最大の関門は8/26日本CPI・8/29米PCE:両指標ともインフレ加速なら「日銀追加利上げ+FRB利下げ遠のく」ダブルショックで株安・円高リスクが急浮上。特に日本CPIのコア指数が前年比+3%超なら市場に緊張が走る。
2. 中東情勢・WTI原油$86が最大のリスク要因:米・イラン停戦交渉の行方次第で原油価格がさらに上昇する可能性。エネルギー株は恩恵だが、航空・輸送・輸入業者には逆風。月曜日の原油先物の動向を最初に確認すること。
3. 日経は66,000円台を維持できるか試される週:夜間先物66,010円(▼80円)を受けて月曜日は弱含みスタートの公算大。65,500円割れなら下値模索、逆に66,500円回復なら来週後半に向けて戻り買い。円安(159円)が下支え役。
4. ⚡ 注目戦略:エネルギー・資源株が週の主役:INPEX・石油資源開発など原油関連と、金関連株が来週も注目。逆にSBG・AI関連株は引き続き戻り売り圧力。半導体装置株(東エレク・アドバンテスト)はSOX底堅さを確認してから入る慎重策が有効。
5. 香港ハンセン5日続伸・中国株の底堅さも注目:中国市場の回復が続けば素材・鉄鋼・化学などの対中輸出企業への波及効果も期待できる。ただし地政学リスクが中国市場にも飛び火するリスクは常に意識しておくこと。

Comments

Copied title and URL